Filed under: Uncategorized — cova @ 10:35
7世紀中ごろのものとみられる二つの基壇が尼寺廃寺南遺跡から見つかったことが、4月23日奈良県香芝市教育委員会より発表がありました。(参照)
東西に並ぶ二つの基壇の内、東側のものが南北約14メートル、西側の基壇は約12メートルの正方形と推定され、形状から東が金堂、西が塔と考えられています。出土した瓦は、7世紀中ごろから数十年に渡るようです。
約200メートル離れた国指定史跡の尼寺廃寺北遺跡でも、かつてほぼ同時期の寺院跡が見つかったことから、二つの寺院はどちらかが僧寺でもう一方が尼寺であったと考えられているようです。
なお、尼寺廃寺(にんじはいじ)は通名で、本来の名や建立者は現在まで不明です。
Filed under: Uncategorized — cova @ 21:35
コンピュータを使って情報を扱う仕組みとして、データベースが高く評価されることがよくあります。特に、リレーショナル・データベースと呼ばれる、単位情報間の連繋も体系に盛り込んだものが、柔軟で大規模に発展させることができ、有用になるようです。
誰もがコンピュータを使いネットで遊ぶ中で、意識していなくてもデータベースの概念を使っているでしょう。圧倒的なシェアの OS: Microsoft Windows の将来ヴァージョン Longhorn では、現在、ツリー構造のファイルで実装されている情報蓄積システムを、データベースを基盤とするものへと変更する予定です。
一般の人が、構築し運用するデータベースとして身近なのは、住所録ではないかと言われています。勿論、メールアドレスや電話番号も含んでいるでしょうし、その他にも当事者が必要とする情報を加えてつくられているでしょう。それほど手間をかけずに、一定の条件で選別し、該当する人に送る郵便の宛名書きを、自動的に処理することが可能となります。
研究の分野でデータベースの利用を考える場合、書誌情報データベースは最も身近なもののひとつと思われます。今では図書館のサービスとして、蔵書データベースの利用が一般的になっているので、自分で構築する必要はないという考えがあるかもしれません。しかし、頻繁に利用する人にとって、その人の特殊な利用形態に適合させることはとても重要なことです。仮に記号をつけて便宜を図ることができれば、作業効率が上がることもあるでしょう。連係情報が研究の課題やアイディアに直接結びつくことも珍しいことではありません。
パソコンで作ったデータベースは、今後相当の期間、何らかの形での利用が見込まれます。表計算ソフトで表をつくることから始めて、データと共に構築に関わる知識を増やしていってはいかがでしょうか。
Filed under: Uncategorized — cova @ 21:33
英語による日本の建築および美術についてのオンライン辞書のサイトです。
収録語数8000五を誇る充実したオンライン辞書です。イラストを用いたり、ハイパーテキストとして関連語にリンクさせたりといった工夫もされています。
創設者は、二十七年以上も日本で暮らし、上智大学や東京大学で日本建築を学んだ人ですが、残念ながら現在は亡くなられています。
Filed under: Uncategorized — cova @ 11:53
注目の映画監督 押井守氏が、「人形と建築の旅」と題して、アニメーション映画「イノセンス」で描く都市について語っています。
押井氏が都市と呼ぶものは、建築に携わる人間がイメージするものとは少し違っているようです。押井氏の都市とは、様式によって決定付けられた都市景観のようなのです。演劇の舞台美術、書割から大きく外れるものではありません。
文中には、様式の名称など、専門的な言葉が散らばり、また、建築批評家達とのやり取りを考え合わせると、押井氏は相当な見識を持っているでしょう。
しかし、建築の人間がいう都市とは、具体的かつ社会的な空間構造を念頭において語るもので、論壇で批判されるいわゆる制度なのです。
都市それぞれが持つ独特の空間構造を絵にするには、物語を重ねるぐらいまでしなければいけないのでしょうか。
Filed under: Uncategorized — cova @ 10:34
平面図 2枚 (1階および2階) 絹布 縦およそ40センチ、横およそ70センチ
1890年 (明治23) 11月 に出来、1890年1月20日に消失した、吉井茂則、ステヒミラーの帝国議会仮議事堂とみられる設計図の発見が報道されました。東京都内の古書店が入手したものが、昭和女子大学の堀内正昭教授によって、帝国議会仮議事堂と推定されました。同教授は復元に意欲を見せています。
国会議事堂は日本近代建築史上の最も大きなテーマの一つです。現在の国会議事堂は紆余曲折の末に建設されたもので、建築作品としては専門家の間では評価は高くありません。今後の研究によって、政治が建築設計に介入する功罪が、次第に明らかにされることでしょう。
Filed under: Uncategorized — cova @ 11:25
バブル経済崩壊後、債権の評価能力を否定されてきた銀行が、知的財産を担保にした融資をはじめようとしています。建築の分野では工法の実用新案権が対象になっています。
大手銀、知的財産を活用した金融ビジネス展開 - NIKKEI NET:特集 銀行経営 2004.04.17
土地一辺倒の担保設定。さらに連帯保証人も要求するなど、非難を浴びてきた融資の在り方を修正しようとしているのでしょう。
既に銀行は、あるスチールハウス工法が生み出す収益に担保を設定したようです。利益に担保設定をするところが、新しいところでしょうか。その工法は、アメリカで開発された鉄の枠組壁式工法(2×4工法)で、冷間圧延鋼板に溶融亜鉛メッキを施したものを材料とします。請負業とは一線を画した事業だと評価を受けやすいのでしょう。
Filed under: Uncategorized — cova @ 22:35
TERRAGNI Giuseppe (1904.04.18 b. Meda-1943.07.19 d. Como)
イタリア現代建築を代表する建築家ジュゼッペ・テッラーニの生誕百年を祝うイヴェントが、イタリア ロンバルディア州 Lombardia コモ市 Como で行われています。インターネット上では、GT04 というサイトが開設され、広報活動をしています。
テッラーニは、モダニズムの建築家の中でも、薄い板や細長い円柱の要素を多用して、鋭い造型感覚を示しました。設計においても施工上でも余裕、無駄を排したギリギリの寸法、バランスを突き詰めようとしたのではないでしょうか。記念行事の一環として次に上げるコモの作品が公開されるようですので、この機会に実物をご覧の上、もう一度テッラーニを見直してみてはいかがですか。
- ex Casa del Fascio
- asilo Sant’Elia
- Novocomum
- Casa Giuliani Frigerio
- Casa Pedraglio
- Casa del floricultore
- Case di via Anzani
- Monumento ai Caduti
Filed under: Uncategorized — cova @ 01:59
4月16日付で、文化審議会(高階秀爾会長)が文部科学省河村建夫大臣に重要文化財(建造物)10件の指定と重要伝統的建造物群保存地区2ヶ所の選定を答申しました。5月下旬に施行の見込みです。
[ 重要文化財(建造物) ]
旧第九十銀行本店本館 (岩手県盛岡市)
専称寺 (福島県いわき市) — 本堂ほか2棟
万代橋 (新潟県新潟市)
旧住友家俣野別邸 (神奈川県横浜市)
出雲大社 社殿 (島根県大社町) — 楼門など21棟、銅鳥居1基
旧大社駅駅舎 (島根県大社町)
旧大國家住宅 (岡山県和気町) — 主屋ほか5棟
箸蔵寺 (徳島県池田町) — 本殿ほか5棟
旧郡築新地甲号樋門 (熊本県八代市)
高千穂神社本殿 (宮崎県高千穂町)
[ 重要伝統的建造物群保存地区 ]
岐阜県高山市下二之町大新町地区
島根県温泉津町温泉津地区
なお、4月17日09時現在、文部科学省 審議会情報(文化審議会)のサイトには、この答申の情報はありません。ちなみに最新の情報は、「2004年3月19日 国宝・重要文化財(建造物)の登録について 」です。
Filed under: Uncategorized — cova @ 23:42
有名建築家になる方法があるとするなら、その方法は先ずそれを考えついた人が使ってしまい、その後は別を探すことが必要になるでしょう。誰も教えてくれない、普遍的な方法はない、ということですね。諦められない人は、不断の努力を続け、時と状況を見極めた上で、チャレンジしてください。
Filed under: Uncategorized — cova @ 10:30
Panthon [S. Maria ad Martyres], piazza della Rotonda, Roma (118-125)
パンテオンとは「万神殿」を意味するという説があります。アグリッパ Marco Vipsanio Agrippa (B.C. 64/63-B.C. 12) によって建てられた元の神殿 (B.C. 27) が、ハドリアヌス帝 Publius Aelius Hadrianus (76-138, 在位 117-138) によって建て替えられ、現在まで残っています。今は北を向いていますが、当初は南向きだったようです。直径 43.3 m のコンクリート造ドームです。
ローマで是非観ておきたいスポットで、西洋建築史上の最も重要な古典のひとつです。建築に関心のない人でも、中に足を踏み入れると感動するでしょう。円筒形に半球形を載せるという、単純な幾何学的形態をしています。写真では全く捕らえられないのですが、内に入ると「見る者を包み込む空間」を意識させる大きさ、形をしています。
ナヴォーナ広場 piazza Navona からリナシメント大通り corso del Rinascimento を挟んで東へ5分程度。ローマの中心部にあり、近くにいろんな観光スポットも集まっていますし、また食事にも便利な地区に有ります。